【現役イギリス大学生が解説】イギリス留学の費用を全部まとめました!②

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はじめに
皆さんこんにちは!
イギリス・サセックス大学に正規留学中のKanaです。
今回は、第1部「留学準備にかかった費用」に引き続き、第2部「実際の学費・生活費」について詳しくお伝えしていきたいと思います。
この分野に関しては、サセックス大学の学費・ブライトンの生活費についてまとめています。
🔹第1部:留学準備にかかった費用
- ビザ申請代
- NHS(医療保険)代
- 海外保険代
- 航空券代(+タクシー代など)
✅第2部:実際の学費・生活費
- 学費・学費の支払い方法
- 寮費(タイプ別比較)
- 家計簿ベースの生活費
🔹第3部:節約のコツ
- 学生割引の活用法
- スーパーの選び方
- 無料イベント・フリーフード情報
第1弾をまだチェックしていない人はこちらをチェック!

今回は【第2部】の留学準備費用について、実際に私が払った金額や気づいたことをお話ししていきます!
概要:サセックス大学やパスウェイプログラム
イギリス・サセックス大学の学費についてご紹介いたします!
▶︎ 大学の概要についてはこちらをご覧ください。
▶︎ サセックス大学への入学方法3つをご紹介します。
・ファンデーションコース(IFY: International Foundation Year)
・インターナショナル・イヤー・ワン(IYO: International Year One)
・大学への直接入学
それぞれ、入学対象者・卒業までの年数・学費等が異なります。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
簡潔にお話しすると‥
➤IFYコース
→ 大学準備コースで、幅広い分野に学士として進める
→ 入学条件は比較的やさしく、大学1年次に進学 → 4年間で卒業
➤IYOコース
→ 大学1年目に相当するプログラムで、限られたコースの2年目に進む
→ 入学条件はやや厳しいが、大学2年次に編入 → 3年間で卒業
➤直接入学
→ AレベルやIB(国際バカロレア)取得者 or 短大・専門学校卒業者
→ 以上の条件を満たし、英語要件を満たす
→入学条件はやや厳しいが、3年間で卒業
気になることがあれば、留学専門家のアフィニティースタッフまでお問い合わせください。
サセックス大学 IFYの学費
このコースのポイントとしては以下の2点です。
➤ 大学準備コースで、幅広い分野に学士として進める
➤ 入学条件は比較的やさしく、大学1年次に進学 → 4年間で卒業
International Study Centreが運営するファンデーションコースは、コースにかかわらずこの金額です。
金額は毎年上がっているため、詳しくは公式サイト(https://isc.sussex.ac.uk/how-to-apply/fees)をご覧ください。
2025年9月現在のファンデーションコースの年間の学費は以下の通りです。

引用:https://isc.sussex.ac.uk/how-to-apply/fees
日本円にしておよそ、¥4,150,000 (※1ポンド=200円換算)です。
給付型で学費をマイナスすることができる奨学金を申請することが可能なので詳しくはお問い合わせください。
サセックス大学 IYOの学費
このコースのポイントとしては以下の2点です。
➤ 大学1年目に相当するプログラムで、限られたコースの2年目に進む
➤ 入学条件はやや厳しいが、大学2年次に編入 → 3年間で卒業
International Study Centreが運営するインターナショナル・イヤー・ワンは、それぞれのコースによって金額が異なります。
研究のあるコースに関しては学費が高めになっています。
金額は毎年上がっているため、詳しくは公式サイト(https://isc.sussex.ac.uk/how-to-apply/fees)をご覧ください。
2025年9月現在のインターナショナル・イヤー・ワンの年間の学費は以下の通りです。

引用:https://isc.sussex.ac.uk/how-to-apply/fees
日本円にしておよそ、¥4,150,000 - ¥4,380,000円 (※1ポンド=200円換算)です。
給付型で学費をマイナスすることができる奨学金を申請することが可能なので詳しくはお問い合わせください。
サセックス大学 本校の学費
このコースのポイントとしては以下の3点です。
➤ AレベルやIB(国際バカロレア)取得者 or 短大・専門学校卒業者
➤ 以上の条件を満たし、英語要件を満たす
➤入学条件はやや厳しいが、3年間で卒業
学費はコースによって大きく異なるため一概には言えませんが、大学が出している情報によると、2025/26のコースに関しては以下の通りです。
・Lower tuition fees(低い学費帯):£22,575
・Higher tuition fees(高い学費帯):£26,250
引用:https://www.sussex.ac.uk/study/fees-funding/tuition-fees/fee-status
例)2025/26年度 国際関係・開発学の場合

引用:https://www.sussex.ac.uk/study/undergraduate/courses/international-relations-and-development-ba
各専攻のページを開くと"fee"という部分に以下のように表示されます。
この際に見るのがInternational Studentsという部分で、国際関係・開発学を学ぶ留学生は£22,575(2025-26年度)を学費として払うということになります。
1年生からサセックス大学に入る学生は大学に奨学金を申請できる可能性があるため、事前にしっかりと準備をして申請することをお勧めします。
大学によっては、出願した段階で自動的に奨学金に申請されるものもありますが、サセックス大学は別途申請が必要なので注意が必要です。
※毎年、留学生の学費は約3%上がるという注意書きがされているので毎年学費があります。
ファンデーションコースを受ける人・インターナショナル・イヤー・ワンを受ける人問わず本校に編入・入学になった年から本校の学費を払うことになります。その際も毎年3%上がっている金額をそれぞれ払う必要があります。
大学の寮費(タイプ別比較)
▶︎ 住居の選択肢
・キャンパス内の寮
・キャンパス外の寮
・シャアハウスに友人と住む
共通点:大学の寮の場合は電気・ガス代は寮費に含まれます。
学校内のキャンパスにはいくつかの寮が存在します。
共通の特徴としては、電気・ガス等の費用は寮費に含まれているということです。
▶︎ 寮のタイプ
・En suit (個室トイレ・シャワー付)
・Shared bathroom(トイレ・シャワー共有)
以下は2025年8月現在にあるキャンパス内の寮と金額です。毎年金額が上がる可能性があります。


引用:https://www.sussex.ac.uk/study/accommodation/on-campus
▶︎ ポイント
・一部の寮には洗濯機があり、コインランドリー不要
・コインランドリー利用:1回£9.5(約¥1,900)
1週間分まとめてやるのがおすすめ。その分の衣類は用意しておくと良い。
設備やキャンパスの中心からの距離などは、大学の公式サイトをご覧ください。
※設備やキャンパス中心からの距離は公式サイトで確認
※IFY・IYOの学生は利用できる寮に制限がありますので、お問合せください。
▶︎ 持ち物の注意点
・ベッド・マットレスは備え付け
・マットレスカバー・枕・布団はなし
・必要に応じて持参、または現地購入
・初日に購入できない場合もあるので注意
💡 私の体験
到着初日、ヒーターのない部屋でジャケットをかけて寝ることになりました。
凍えて眠れない経験をしたので、ベッドセットはあらかじめ用意しておくことを強くおすすめします。
サセックス大学の学費・寮の支払い方法
銀行で学生ローンを組む方にとって、学費の支払い方法は非常に重要です。
2025年現在、学費・寮費は Sussex Direct という個人ページから支払います。
▶︎ 3つの支払い方法
① Convera(国際送金サービス)
・日本など留学生が銀行送金をする方法
・支払方法の選択肢:
・銀行から銀行への送金
・クレジットカード(VISA / Master)
② 分割支払い(3回)
③ PayPalでの一括支払い
⚠️ 支払い時の注意点
・大学用のConveraページから支払うこと
・詐欺や送金トラブルを避けるため、必ず大学が提示する公式ページを使用する
渡航後すぐの初期費用
渡航直後は、基礎的な生活用品を揃える必要があり、月10万円程度はかかると考えるといいのではないかと思います。
基礎的な生活用品の例:
・ベッド用品
布団、枕、シーツ、マットレスカバー(学校のものを購入せず、日本からも持ってこない場合)
・調理器具
フライパン、鍋、包丁、まな板、食器、カトラリー、コップ
⚠️ ナイフ・鋏は購入時に年齢証明(パスポート等)が必要
・基礎調味料
塩、コショウ、砂糖、シーズニングなど
・お風呂用品
シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗顔料、保湿クリーム
・生活用品
トイレットペーパー、ごみ袋、衣類用洗剤
・季節に合わせた衣類
・勉強道具
家計簿ベースの生活費(私の実体験)
ここからは、私が留学中につけていた家計簿を抜粋してお話ししていきます。

▶︎ イギリスで生活する際は、VAT(消費税)がかかります。
・標準税率:20%
・軽減・免税対象:0〜5%
・生活必需品や健康に良いものは無税(0%)や軽減税率(5%)が適用されます。
面白い例:税率の線引き
・チョコレートビスケット
・上にチョコがかかっている→20%課税
・チョコチップ入りビスケット→0%(パンやクッキーと判断される)
生活費の目安 実体験 (1ポンド=200円換算)
・渡航直後・必需品購入期間:£250〜500/月(約¥50,000〜100,000)
・外食や外出がかなり少ない場合:£200/月(約¥40,000)
・私の場合の平均:£300〜400/月(約¥60,000〜80,000)
※生活費はスーパーや購入量、外出の頻度によって変動します。
食材の一例 (1ポンド=200円換算)
- パスタ麺:£0.26(約¥52)
- マッシュルーム:£0.89(約¥178)
- しゃけ:£2.85(約¥570)
- ぶどう:£1.69(約¥338)
- にんじん(4本):£0.69(約¥138)
イギリス スーパーまとめ
| スーパー | 価格帯(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| Waitrose / M&S Food | 高級 | 高品質・高級志向 デリ・惣菜や食材の質が特に高評価 |
| Sainsbury’s | やや高め | 品質重視で「ちょっと良いものを安く」 都市部の小型店「Local」も多い |
| Tesco / Morrisons | 中くらい | 利便性◎(ExpressやMetroなど小型店多数) Clubcard割引や生鮮食品に強み |
| Asda | 安い | 大規模店が多く品揃え豊富 PB「Smart Price」で節約しやすい |
| Aldi / Lidl | 最安 | ドイツ系ディスカウント・品数少なめだが圧倒的に安い・プライベートブランド中心 |
交通費(1ポンド=200円換算)
・大学からブライトン市内
・バス:約30分 約£4 (約¥800 ) (24時間チケットで学割利用)
・電車:約10分 約£3 (約¥600) (レイルカード利用時)
※電車に関しては、時間帯によっても金額が異なります。
その他出費(1ポンド=200円換算)
・携帯代:£10〜£30 (約¥2,000-6,000 )
※学生VISAを申請すると、Liberaという会社のSIMをもらうことができます。人によっては繋がりづらいや本来使える他の国でも繋がらないという
意見もあるため、必要に応じてイギリスの携帯会社に変更するのが良いのではないかと思います。
- 娯楽・交際費:月 £50〜£150(映画 £10 (¥2,000)、コーヒーやパブ £6-£10 (¥1,200- ¥2,000))
- 学用品:£20〜£50 (¥4,000-¥10,000) (図書館にあったり、Amazonで中古を買うこともできます。)
イギリス留学 渡航後の出費一覧
| 項目 | 内容 | 金額目安(£) | 日本円換算(¥) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 学費(2025年現在) | 本科課程(学部) | £22,575〜£26,250 | 約¥4,515,000〜¥5,250,000 | 専攻による・毎年約3%上昇 |
| ファンデーション(IFY) | £20,750前後 | 約¥4,150,000 | ISC運営・奨学金申請可 | |
| インターナショナル・ イヤー・ワン(IYO) | £20,750〜£21,900 | 約¥4,150,000〜¥4,380,000 | ISC運営・奨学金申請可 ・コースによる | |
| 寮費 (2025年現在) | キャンパス内 (En-suite) | £200〜£220/週 £800〜£880/月 | 約¥40,000〜¥44,000/週 約¥160,000〜¥176,000/月 | 光熱費込み・コインランドリー別途(£4.5〜£9.5/回) |
| キャンパス内 (Shared bathroom) | £125〜£190/週 £500〜£760/月 | 約¥25,000〜¥31,000/週 約¥100,000〜¥152,000/月 | 光熱費込み・コインランドリー別途(£4.5〜£9.5/回) | |
| 生活費 | 食費・日用品 | £200〜£400/月 | 約¥40,000〜¥80,000 | 自炊中心なら節約可 |
| 携帯代 | £10〜£30/月 | 約¥2,000〜¥6,000 | LebaraのSIMはVISA申請でもらえる可能性あり Giffgaff, VOXI等のSIMが人気 | |
| 交通費 | £3〜£4/往復 | 約¥600〜¥800 | バス30分(学割利用) 電車10分(学割利用) | |
| 娯楽・交際費 | £50〜£150/月 | 約¥10,000〜¥30,000 | レストランは高め、 映画£10、コーヒー£6など | |
| 学用品 | £20〜£50/月 | 約¥4,000〜¥10,000 | 教科書は中古活用可 | |
| 初期費用 | ベッド用品 (布団・枕・シーツ等) | £40〜£70 | 約¥8,000〜¥14,000 | TescoやAmazonなどで購入可能 |
| 調理器具 (鍋・フライパン・食器等) | £30〜£60 | 約¥6,000〜¥12,000 | TescoやAmazonで購入可能 | |
| 基礎調味料 | £10〜£20 | 約¥2,000〜¥4,000 | 醤油や味噌はアジア食材店で入手可能 | |
| お風呂用品・洗剤等 | £20〜£40 | 約¥4,000〜¥8,000 | Bootsやスーパーで購入可能 |
最後に
留学にかかる費用の解説、いかがでしたでしょうか。
「留学は高い」「物価が高い」とよく言われますが、実際には どの地域で、どのような生活をするかによって大きく変わる ことがわかってもらえたのではないかと思います。
例えば、同じ食費でも ロンドンでの生活ではさらに費用がかかる ため、留学先を選ぶ際は事前に情報をしっかり集めることが大切です。
次回のブログでは…
🔹第3部:節約のコツ
- 学生割引の活用法
- スーパーの選び方
- 無料イベント・フリーフード情報
について詳しくご紹介する予定です。
気になる方は、ぜひ次回も読んでみてくださいね!


