海外大学への進学を目指す高校生へ!給付型奨学金の種類・探し方

みなさん、こんにちは!
インターン生のKotaroです。

ありがたいことに、私は給付型奨学金をいただき、現在イギリスに留学しています。

海外大学への進学を考えていると、「留学にはお金がかかる」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

もちろん、海外大学への進学には学費や生活費など、多くのお金が必要になります。一方で、返済する必要のない「給付型奨学金」も、実はさまざまな種類があります。

この記事では、私自身が海外大学の進学にあたって調べた経験をもとに、

  • 海外大学進学に使える給付型奨学金にはどんな種類があるのか
  • どのような条件があるのか
  • どうやって探せばいいのか
  • 出願するときに何に気をつければいいのか

について紹介します!

※この記事では、主に海外大学の学士課程への進学に利用できる給付型奨学金を扱います。高校留学、大学院留学、貸与型奨学金については扱いません。また、この記事の内容は執筆時点での情報と、筆者自身が調べた情報に基づいています。奨学金の制度や募集要項は変更されることがあるため、応募する際は必ず各奨学金の公式サイトで最新情報を確認してください。

そもそも「給付型奨学金」とは?

「奨学金」と聞くと、「卒業したら返済しなければならないもの」というイメージを持っている人もいるかもしれません。これは貸与型奨学金と呼ばれるもので、借りたお金を卒業後などに返済する必要があります。

一方で、給付型奨学金は、原則として返済する必要がありません。
海外では、返済が必要な学生向けローン(Loan)と、返済不要の奨学金(Scholarship)が分けて考えられていることも多いです。

そして、日本から海外大学へ進学する場合にも、利用できる給付型奨学金がいくつもあります。今回は、それらを大きく4つに分けて紹介します。

  1. 国の資金で運営されている奨学金
  2. 民間財団の奨学金
  3. 大学独自の奨学金
  4. 自治体・地域などが運営する奨学金

奨学金の種類

①国の資金で運営されている奨学金

まず紹介したいのが、国や政府系機関によって運営されている奨学金です。
多くの国が、留学する学生に向けた奨学金を運営しています。日本では、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金が有名です。この記事では、JASSOの留学支援制度(学部学位取得型)を紹介します。
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/gakubu/2027.html
(2026年8月13日閲覧)

特徴の1つは、留学先の国や大学、分野についての制限がほぼないことです。欧米への留学がメジャーである中で、その他の地域への留学計画でも出願できるのは大きな魅力です。また、応募書類の中で日本国への貢献について記述するのも大きな特徴でしょう。政府からの資金によって運営されているため、留学の学びをどのように社会へ還元するか、説明が求められます。

2026年度は合計140名と、採用数も多い奨学金となっています。都道府県推薦枠という各都道府県から1名ずつ優先的に審査される制度も始まり、地方の生徒にもチャンスがあるといえます。

②民間財団の奨学金

2つ目は、民間の財団などが運営する奨学金です。

海外大学の学士課程への進学を対象とする財団もあり、代表的なものとして、しのはら財団、柳井正財団などがあります。

https://ysmf.or.jp/sp/study-abroad/ (しのはら財団のウェブサイト)
https://www.yanaitadashi-foundation.or.jp/ (柳井正財団のウェブサイト)(どちらも2026年8月13日閲覧)

財団によっては、かなり高額な奨学金を給付しているところもあります。

ただし、応募条件は財団によって大きく異なります。特定の国や大学、学問分野のみを対象とするケースも多いです。また、各財団それぞれの理念のもと奨学金運営が行われているので、求めている人物像があっているかも選考基準になっているでしょう。

そのため、自分の進学先や目標、バックグラウンドにあう財団を探すのがおすすめです。

③大学から出る奨学金

3つ目は、大学独自の奨学金です。

海外大学の中には、学生に対して独自の奨学金を提供している大学があります。

奨学金という形だけでなく、学費の一部または全額を減免する制度として提供されていることもあります。

ここで注意したいのが、応募方法は大学によってかなり違うということです。大学への出願時に自動的に審査される、奨学金専用の出願が必要、合格後に応募するなど、ケースはさまざまです。

大学独自の奨学金では、学業成績や大学への貢献などが重視されることも多いです。そのため、大学を選ぶ際には、自分が学びたい分野に強い大学か、そしてどのような奨学金制度があるかも一緒に調べてみるとよいでしょう。

④自治体・地域などが運営する奨学金

最後が、地方自治体や特定の地域に根付いた団体などが運営する奨学金です。

たとえば、福島県は「ふくしまの高校生海外留学応援事業」として県内高校生のアメリカの大学への留学を支援していたり、栃木県那須塩原市も奨学金制度の1つに「海外留学」があります。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/koukoukyoiku33.html 
https://www.city.nasushiobara.tochigi.jp/kosodate_kyoiku/kyoiku/shogakukinseido/1/10715.html (2026年8月13日閲覧)

これらの奨学金は、その地域に住んでいる、その地域の学校に通っている、といった条件が設定されていることが多いです。
対象者が限られる分、全国から応募できる奨学金とは違ったチャンスになることもあります。
自分が住んでいる自治体や、通っている高校のある自治体にどのような制度があるかは、一度調べてみることをおすすめします。

奨学金に出願するときの注意点・ポイント

ここからは、実際に奨学金へ応募するときに気をつけたいことや調べる際のヒントを紹介します。

①まずは出願要件を確認する

奨学金は、それぞれ応募条件が異なります。海外大学に進学する高校生なら誰でも応募できるとは限りません。

成績基準、年齢、家計状況、英語資格の種類・スコア、推薦状の有無など、出願要件や必要書類が指定されていることがほとんどです。

奨学金への応募を考えているなら、できるだけ早い段階から募集要項を確認し、逆算して準備しておきましょう。

②最新の情報を必ず確認する

もう1つ、非常に重要なのが最新情報の確認です。

奨学金は、毎年同じ条件で募集されるとは限りません。

たとえば、奨学金制度そのものが停止、応募条件が変わる、書類の提出形式が変わる、といったことがあります。

前年度までの要項や過去にその奨学金を利用した人の情報は、出願準備で非常に参考になります。しかし、奨学金が今年も同じ条件とは限りません。出願時期になったら、こまめにサイト等を確認し、最新版の情報を入手が重要です。

③JASSOの検索サイトを使う

おすすめなのが、JASSOの「海外留学支援サイト」です。

https://ryugaku.jasso.go.jp/index.html (2026年8月13日閲覧)

このサイトには、海外留学向けの様々な情報が掲載されています。その中に「奨学金を調べる」というセクションがあり、留学のための奨学金情報が検索できます。

貸与型や大学院向けなども含まれているため、すべてが今回紹介した条件に当てはまるわけではありません。それでも、「そもそもどんな奨学金が存在するのか」を知るための入口としてかなり便利です。

応募できそうな奨学金を見つけたら、そこから各団体の公式サイトに調べ、詳細を確認してみましょう。

④メール・電話での問い合わせ

そして、個人的にかなりおすすめしたいのが、わからないことがあったら運営団体に直接問い合わせることです。

募集要項を読んでも、

「この場合は応募できるの?」
「この書類はこの形式で大丈夫?」
「自分の状況は応募条件に当てはまる?」

など、判断に迷うことはあります。特に、自分の状況が少し特殊な場合、募集要項だけでは判断できないこともあります。

そんなときは、メールや電話で問い合わせてみましょう。せっかく時間をかけて準備したのに、提出後に「条件を満たしていません」「書類に不備があります」となってしまったら、とてももったいないです。

「こんなこと聞いていいのかな?」と思うくらいの疑問でも、応募前に確認しておくことをおすすめします。

おわりに

海外大学への進学を考えると、学費や生活費は大きなハードルの一つです。

しかし、今回紹介したように、給付型奨学金にはさまざまな種類があります。

国や政府系の制度、民間財団、大学独自の奨学金、自治体・地域の制度など、探してみると意外なところに選択肢があるかもしれません。

もちろん、すべての人が奨学金を獲得できるわけではありません。

だからこそ、「自分には無理」と最初から諦めず、早い段階から情報を集めて、応募できるものには積極的に挑戦することが大切だと思います。

私自身も、給付型奨学金のおかげで、現在イギリスで大学生活を送ることができています。

この記事が、これから海外大学への進学を目指すみなさんにとって、奨学金を探すきっかけになればうれしいです!

※奨学金の制度・応募条件・給付額などは変更される可能性があります。実際に応募する際は、必ず各団体・機関の公式サイトで最新の募集要項を確認してください。