「イギリスの大学の偏差値?」世界大学ランキングを元に海外の大学を知る【2025年度版】

日本では、大学の難易度や評価を知る指標として「偏差値」が一般的に使われています。しかし、海外の大学には偏差値という概念はなく、大学の評価を知るためには別の基準が用いられています。
その代表的なものが「大学ランキング」です。
世界的に有名な大学ランキングとして、「Times Higher Education World University Rankings (THE)」(タイムズ・ハイアー・エデュケーション世界大学ランキング)や「QS World University Rankings(QS)」(QS世界大学ランキング)があります。
THE World University Rankings は、教育・研究・国際性などの指標をもとに、国ごとや地域ごとに大学の評価を確認できます。学習環境や研究に対して比重を大きく取っているのが、THEの評価方法るのが特徴です。
QS World University Rankings では、分野別ランキングやMBAに特化したランキングなど、大学ごとの強みをより詳しく知ることができます。学術だけでなく企業等の雇用者による評価も、大学ランキングに影響している点が特徴的です。
イギリスの大学選びでは、「偏差値」ではなく、こうした大学ランキングや各大学の特徴、専攻分野をもとに、自分に合った進学先を見つけることが大切です。
2025年度版の最新ランキングを参考に、イギリスの大学の魅力を探ってみましょう!
コンテンツ
日本の大学は世界ではどのランクにいる?
THE World University Rankings 2025では、東京大学は28位↑(2024年29位)、京都大学55位→(2024年55位)です。
昨年度と比べると躍進している様子が伺えます。
その他の日本の大学(上位15校)が、THE世界ランキングでどのような位置づけなのか見てみましょう。
世界ランキング | 大学 |
---|---|
28 | 東京大学 |
55 | 京都大学 |
120 | 東北大学 |
162 | 大阪大学 |
195 | 東京科学大学(旧・東京工業大学) |
201-250 | 名古屋大学 |
301-350 | 九州大学 |
351-400 | 北海道大学 |
351-400 | 筑波大学 |
401-500 | 東京科学大学(旧・東京医科歯科大学) |
601-800 | 広島大学 |
601-800 | 慶応大学 |
601-800 | 順天堂大学 |
601-800 | 神戸大学 |
601-800 | 会津大学 |
Times Higher Education 世界大学ランキング 2025 を見て、普段日本で馴染みのある「偏差値」とは異なる視点で大学を評価していることに、新鮮な印象を受けた方も多いのではないでしょうか?
進路選びの新しい視点
世界大学ランキングと日本の「偏差値」の違い
日本では、大学の難易度を測る指標として「偏差値」が一般的です。東京大学や京都大学をはじめとするトップ大学への入学は非常に難しく、多くの受験生が競争を繰り広げます。模試や受験を通じて自分の偏差値を確認し、それを基準に志望校を決めるのが日本の大学受験の一般的な流れです。
しかし、世界の大学ランキングは「偏差値」ではなく、研究力、教育の質、国際性、産業との連携 などの指標を基に評価されます。これは、日本の偏差値とは異なる視点で大学を比較するものです。そして、イギリスをはじめとする海外の大学では、日本のような一発勝負の入試制度がない点も大きな違いです。
イギリスのトップ大学に入るために重要なのは「高校の成績」
イギリスの大学では、受験(入試)ではなく、高校の成績(評定)と英語力が最も重視されます。そのため、日本のトップ高校を卒業していても、「偏差値〇〇の高校出身です」と言っても海外では理解されないことが多くあります。重要なのは、「高校でどれだけ良い成績を収めたか」という点です。
一般的に、イギリスの大学に進学するためには、高校の評定平均(GPA)3.5以上(5段階評価)が求められます。さらに、難関大学になると4.0以上 を求められることもあります。
この事実を踏まえると、「高校の偏差値が高い・低い」にこだわるのではなく、高校での成績をしっかりと上げることが最も重要であることがわかります。
進路選びの新しい視点
イギリスの大学ランキング上位校を目指すためには、日本の受験のように「合格最低点」をクリアするのではなく、日々の学校の成績を着実に伸ばすこと が鍵になります。
この考え方に気づくと、進路の選択肢が大きく広がります。今まで「偏差値が足りないから難関大学は無理だ」と思っていた人も、高校の成績をしっかりと取ることで、海外のトップ大学への道が開けるのです。
世界大学ランキングの視点を取り入れることで、これまでとは違う新しい進学戦略が見えてくるのではないでしょうか?
イギリスの大学ランキングは?
THE World University Rankings 2025 によると、イギリスの大学ランキングでは オックスフォード大学が1位、ケンブリッジ大学が2位 という結果になりました。
世界ランキングのトップ100にはイギリスの大学が12校ランクインしており、これはイギリスの高い教育水準を示しているといえるでしょう。
一方で、日本の大学で世界トップ100にランクインしたのは2校のみ。さらに、世界トップ200の大学を見ると、イギリスは25校がランクインしているのに対し、日本は 5校 という結果でした。
イギリスには約100校の大学がありますが、そのうち4分の1が世界トップ200に入っていることになります。このデータからも、イギリスの大学が世界的に高い評価を受けていることが分かります。
こうしたランキングの違いは、教育の質、研究の充実度、国際性といった評価基準の違いによるものですが、日本の受験生にとっても、大学選びの視点を広げるきっかけになるのではないでしょうか。
イギリス内 | 世界ランキング | 大学 | 都市 |
---|---|---|---|
1 | 1 | University of Oxford オックスフォード大学 | Oxford |
2 | 5 | University of Cambridge ケンブリッジ大学 | Cambridge |
3 | 9 | Imperial College London インペリアル・カレッジ・ロンドン | London |
4 | =22 | University College London(UCL) ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン | London |
5 | 29 | University of Edinburgh エディンバラ大学 | Edinburgh |
6 | =36 | King’s College London キングス・カレッジ・ロンドン | London |
7 | =50 | London School of Economics and Political Science ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス | London |
8 * | =53 | University of Manchester マンチェスター大学 | Manchester |
9 | 78 | University of Bristol ブリストル大学 | Bristol |
10 | =87 | University of Glasgow グラスゴー大学 | Glasgow |
11 | =93 | University of Birmingham バーミンガム大学 | Birmingham |
12 * | =98 | University of Sheffield シェフィールド大学 | Sheffield |
13 | 106 | University of Warwick ウォーリック大学 | Warwick |
14 | 115 | University of Southampton サウサンプトン大学 | Southampton |
15 * | 123 | University of Leeds リーズ大学 | Leeds |
16 | =136 | University of Nottingham ノッティンガム大学 | Nottingham |
17 | =141 | Queen Mary University of London ロンドン大学クィーン・メアリー校 | London |
18 | =146 | University of York ヨーク大学 | York |
19 * | =157 | Newcastle University ニューカッスル大学 | Newcastle |
20 | =160 | University of Liverpool リバプール大学 | Liverpool |
21 * | =168 | Lancaster University ランカスター大学 | Lancaster |
=22 * | =172 | Durham University ダラム大学 | Durham |
=22 * | =172 | University of Exeter エクセター大学 | Exeter |
24 | =185 | University of St Andrews セント・アンドリューズ大学 | St Andrews |
25 | =191 | University of Leicester レスター大学 | Leicester |
=26 * | 201–250 | Cardiff University カーディフ大学 | Cardiff |
=26 * | 201–250 | Queen’s University Belfast クイーンズ大学ベルファスト | Belfast |
=26 * | 201–250 | University of Aberdeen アバディーン大学 | Aberdeen |
=26 | 201–250 | University of Reading レディング大学 | Reading |
=26 * | 201–250 | University of Surrey サリー大学 | Guildford |
=26 * | 201–250 | University of Sussex サセックス大学 | Brighton |
=32 | 251–300 | University of Bath バース大学 | Bath |
=32 * | 251–300 | University of East Anglia イーストアングリア大学 | Norwich |
=34 | 301–350 | Birkbeck, University of London ロンドン大学バークベック校 | London |
=34 | 301–350 | Loughborough University ラフバラー大学 | Loughborough |
=34 | 301–350 | St George’s, University of London ロンドン大学セントジョージ校 | London |
=34 | 301–350 | Swansea University スウォンジー大学 | Swansea |
=34 | 301–350 | University of Dundee ダンディー大学 | Dundee |
=39 | 351–400 | Aston University アストン大学 | Birmingham |
=39 | 351–400 | Brunel University London ブルネル大学ロンドン | London |
=39 * | 351–400 | City, University of London ロンドン大学シティ校 | London |
=39 | 351–400 | University of Essex エセックス大学 | Essex |
=39 | 351–400 | University of Kent ケント大学 | Kent |
=39 * | 351–400 | University of Strathclyde ストラスクライド大学 | Strathclyde |
=45 | 401–500 | Bangor University バンガー大学 | Bangor |
=45 | 401–500 | Bournemouth University ボーンマス大学 | Bournemouth |
=45 | 401–500 | Heriot-Watt University ヘリオット・ワット大学 | Edinburgh |
=45 | 401–500 | Northumbria University ノーザンブリア大学 | Northumbria |
=45 * | 401–500 | Royal Holloway, University of London ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校 | Egham |
=45 | 401–500 | SOAS University of London ロンドン大学SOAS | London |
=45 | 401–500 | University of Hull ハル大学 | Hull |
=45 | 401–500 | University of Portsmouth ポーツマス大学 | Portsmouth |
=45 * | 401–500 | University of Stirling スターリング大学 | Stirling |
=54 | 501–600 | Anglia Ruskin University (ARU) アングリア・ラスキン大学 | East Anglia |
=54 | 501–600 | Edinburgh Napier University エジンバラ・ネピア大学 | Edinburgh |
=54 | 501–600 | Goldsmiths, University of London ロンドン大学ゴールドスミス | London |
=54 | 501–600 | Keele University キール大学 | Keele |
=54 | 501–600 | Middlesex University ミドルセックス大学 | London |
=54 | 501–600 | Royal Veterinary College 王立獣医科大学(ロイヤル・ベタリナリー大学) | London |
=54 | 501–600 | University of Bradford ブラッドフォード大学 | Bradford |
=54 | 501–600 | University of Greenwich グリニッジ大学 | London |
=54 * | 501–600 | University of Huddersfield ハダーズフィールド大学 | Huddersfield |
=54 | 501–600 | University of Plymouth プリマス大学 | Plymouth |
=64 | 601–800 | Aberystwyth University アベリストウィス大学 | Aberystwyth |
=64 | 601–800 | Coventry University コベントリー大学 | Coventry |
=64 | 601–800 | De Montfort University デモントフォート大学 | Leicester |
=64 * | 601–800 | Liverpool John Moores University リバプール・ジョン・ムーア大学 | Liverpool |
=64 | 601–800 | London Metropolitan University ロンドン・メトロポリタン大学 | London |
=64 | 601–800 | London South Bank University ロンドン・サウスバンク大学 | London |
=64 | 601–800 | Manchester Metropolitan University マンチェスター メトロポリタン大学 | Manchester |
=64 | 601–800 | Nottingham Trent University ノッティンガム・トレント大学 | Nottingham |
=64 | 601–800 | Oxford Brookes University オックスフォード・ブルックス大学 | Oxford |
=64 | 601–800 | SRUC (Scotland’s Rural College) スコットランド・ルーラル・カレッジ大学 | Edinburgh |
=64 | 601–800 | Ulster University アルスター大学 | Ulster |
=64 | 601–800 | University of Brighton ブライトン大学 | Brighton |
=64 | 601–800 | University of Derby ダービー大学 | Derby |
=64 | 601–800 | University of Hertfordshire ハートフォードシャー大学 | Hatfield |
=64 | 601–800 | University of Lincoln リンカーン大学 | Lincoln |
=64 | 601–800 | University of the West of England 西イングランド大学 | Bristol |
=64 | 601–800 | University of the West of Scotland 西スコットランド大学 | Paisley |
=81 | 801–1000 | Birmingham City University バーミンガムシティ大学 | Birmingham |
=81 | 801–1000 | Glasgow Caledonian University グラスゴー・カレドニアン大学 | Glasgow |
=81 * | 801–1000 | Kingston University キングストン大学 | Kingston |
=81 * | 801–1000 | Leeds Beckett University リーズ・ベケット大学 | Leeds |
=81 | 801–1000 | Robert Gordon University ロバート・ゴードン大学 | Aberdeen |
=81 | 801–1000 | Sheffield Hallam University シェフィールド・ハラム大学 | Sheffield |
=81 * | 801–1000 | Teesside University ティーサイド大学 | Teesside |
=81 | 801–1000 | The Open University オープン大学 | Nationwide |
=81 | 801–1000 | University of Central Lancashire セントラル・ランカシャー大学 | Preston |
=81 | 801–1000 | University of Roehampton ローハンプトン大学 | Roehampton |
=81 | 801–1000 | University of Salford サルフォード大学 | Salford |
=81 | 801–1000 | University of Westminster ウェストミンスター大学 | London |
=81 | 801–1000 | University of Wolverhampton ウォルヴァーハンプトン大学 | Wolverhampton |
=94 | 1001–1200 | Cardiff Metropolitan University カーディフ・メトロポリタン大学 | Cardiff |
=94 | 1001–1200 | Edge Hill University エッジ・ヒル大学 | Ormskirk |
=94 | 1001–1200 | University of Bedfordshire ベッドフォードシャー大学 | Luton |
=94 | 1001–1200 | University of East London イースト・ロンドン大学 | London |
=94 | 1001–1200 | University of Gloucestershire グロスターシャー大学 | Cheltenham |
=94 | 1001–1200 | University of West London ウェスト・ロンドン大学 | London |
=100 | 1201–1500 | Canterbury Christ Church University カンタベリー・クライスト・チャーチ大学 | Kent |
=100 | 1201–1500 | Staffordshire University スタフォードシャー大学 | Stoke-on-Trent |
=100 | 1201–1500 | University of Northampton ノーザンプトン大学 | Northampton |
=100 | 1201–1500 | University of South Wales サウス・ウェールズ大学 | Pontypridd |
=100 | 1201–1500 | University of Sunderland サンダーランド大学 | Sunderland |
=100 | 1201–1500 | University of Winchester ウィンチェスター大学 | Winchester |
=100 | 1201–1500 | University of Worcester ウースター大学 | Worcester |
107 | 1501+ | University of Chester チェスター大学 | Chester |
引用: Best universities in the UK 2025
世界トップ200の大学進学は夢ではない!奨学金制度も活用しよう
今回の THE World University Rankings 2025 で、イギリスの大学は 25校が世界トップ200 にランクインしました。そして、これらの大学に進学するチャンスは多くの方にあります。
特に高校の成績が優秀であれば、奨学金を獲得できる可能性もあります。イギリスの大学では、成績優秀な留学生向けの奨学金が充実しており、学費負担を抑えながら世界レベルの教育を受けることができます。
専攻や地域によって最適な大学の選び方は異なります。そのため、個別カウンセリングを通じて、あなたに最適な進学先をご提案いたしますのでお気軽にご相談ください。
以下は、教育・研究レベルが高く、留学生サポートも充実している世界大学ランキング200位以内 にランクインしたおすすめの大学です。
- シェフィールド大学(世界ランキング98位・イギリスランキング12位)
- ダラム大学(世界ランキング172位・イギリスランキング22位)
- エクセター大学(世界ランキング123位・イギリスランキング15位)
- リーズ大学(世界ランキング172位・イギリスランキング22位)
- ニューカッスル大学(世界ランキング157位・イギリスランキング19位)
シェフィールド大学(世界ランキング98位・イギリスランキング12位)
世界ランキング98位、イギリス国内12位(THE World University Rankings 2025) にランクインしているシェフィールド大学は、イギリスの中部 サウス・ヨークシャー州シェフィールド市 にある国立大学です。
この大学は、イギリスのトップ研究大学が加盟する ラッセルグループ(Russell Group) のメンバーであり、最先端の研究、卓越した教育、そして産業界との強い結びつきを誇ります。
シェフィールド大学は60以上の研究機関を有し、特に研究分野で国際的に高く評価されています。これまでにノーベル生理学・医学賞やノーベル化学賞 受賞者を輩出しており、革新的な研究が行われている大学の一つです。
また、シェフィールドは イギリスで最も緑が豊かな都市 のひとつであり、ピーク・ディストリクト国立公園 にも近く、自然に恵まれた環境で学ぶことができます。
シェフィールド大学では、文系・理系問わず幅広い分野の学問を学ぶことができます。主な専攻分野は以下になります。
- ビジネス・経済系:会計学&財政学、ビジネス学、国際ビジネス学、経済学
- 社会科学系:国際関係学、政治学、心理学、社会学、犯罪学、ジャーナリズム
- 人文学系:歴史、考古学、法律
- 理工学系:建築学、コンピュータシステム工学、宇宙工学
- 自然科学系:生物学、動物学、化学、物理、環境科学
シェフィールド大学は、研究志向の強い学生はもちろん、自然に囲まれた環境で学びたい方にもおすすめの大学です。
ダラム大学(世界ランキング172位・イギリスランキング22位)
世界ランキング172位、イギリス国内22位(THE World University Rankings 2025) にランクインしているダラム大学は、イギリスで最も歴史のある大学のひとつであり、名門ラッセルグループ(Russell Group)のメンバーでもあります。
また、QS World University Rankingsでは世界トップ100 にランクインし、イギリス国内ランキングでは 7位 という高評価を受けています。
ダラム大学では、世界をリードする研究者による 最先端のカリキュラム が提供されています。最新のResearch Excellence Framework(REF 2014) によると、ダラム大学の研究の 83% が「国際的に優れている」または「世界をリードする」と評価されています。ダラム・シティキャンパスとクイーンズキャンパス には、最先端の講義室、ITルーム、研究所、図書館 などの施設が完備されており、学生は充実した学習環境で学ぶことができます。ダラム大学図書館 には、世界中の研究者が訪れる アーカイブや特別コレクション もあり、歴史・文学・人文科学系の研究にも最適な環境が整っています。
ダラム大学は文系・理系問わず、多様な学問領域を提供しています。主な専攻分野は以下になります。
- ビジネス・経済系:会計学&財政学、会計学&経営学、ビジネス学&経営学、経済学、財政学、マーケティング学
- 人文学・芸術系:中国語、古典学、文学、歴史、音楽、ビジュアルアート
- 社会科学系:考古学、人類学、犯罪学、政治学、法律、国際関係学、社会学、心理学
- 理工学・自然科学系:生物学、化学、コンピュータサイエンス、環境地球科学、工学、地球科学、数学、物理学
ダラム大学は、伝統と革新が共存する 世界トップレベルの教育環境 を求める学生に最適な大学です。
エクセター大学(世界ランキング172位・イギリスランキング22位)
エクセター大学 は、イギリスの名門大学グループ ラッセルグループ(Russell Group) に属する大学のひとつです。毎年様々なランキングで安定した高い評価を受けています。
エクセター大学のキャンパスは 「国内で最も美しいキャンパス」 に選ばれたことがあり、自然公園や植物園が広がる緑豊かなキャンパスや、キャンパス内に彫刻の路(Sculpture Walk)や登録文化財の建築物が点在していて、 学業に集中できる環境とリラックスできる環境を両立している比類のない環境です。
エクセター大学は、特にいくつかの分野で優れた評価を得ています。考古学、教育学、ドイツ語、政治学、心理学、神学、生物科学、ビジネス、経営学、ドラマ学、ダンス、映画学、経済学、数学・統計学、物理学など、幅広い分野で高クオリティの教育を受けることが可能です。
エクセター大学は文系・理系ともに充実した専攻を提供しており、さまざまな分野の学びが可能です。
- ビジネス・経済系:ビジネス学、ビジネス経営学、マーケティング学、会計学、経済学
- 社会科学系:政治学、国際関係学、法律、犯罪心理学、哲学、心理学
- 理工学・自然科学系:コンピュータサイエンス、電子工学、機械工学、数学、物理学
- 環境・生命科学系:スポーツ運動学、メディカルサイエンス、アニマルサイエンス、生化学、環境科学、地質学、海洋生物学、動物学
- 芸術・人文系:歴史学、考古学、映画制作、ドラマ
エクセター大学は、学問の質の高さと快適な学習環境の両方を求める方にとって、理想的な選択肢となるはずです。
リーズ大学(世界ランキング123位・イギリスランキング15位)
リーズ大学 は、イギリスを代表する名門校のひとつです。1831年にリーズ医科大学として設立 され、その後 1874年にヨークシャー科学大学が開校。現在のリーズ大学は 1904年に正式に創立 され、長い歴史と伝統を誇ります。また、ラッセルグループ に属し、世界トップ100に入る(QS World University Rankings 82位)など、イギリス国内外で高く評価されています。
リーズ大学は、2009年から2011年にかけて、英国の学術機関として最も名誉ある賞である 「クイーンズ・アニバーサリー賞(Queen’s Anniversary Prize)」 を受賞しました。
この賞は、大学が社会に与える影響や教育の質の高さを評価するものであり、リーズ大学の研究と教育のレベルの高さを証明しています。
また、リーズ市内中心部から徒歩10分の便利な好立地であり3,800人以上の学生が在籍し、そのうち9,000人以上が170カ国以上からの留学生となっています。そのため国際的な学習環境が整い、多様な文化に触れる機会が豊富にあるのが魅力です。
リーズ大学の卒業生は、産業界、商業界、政府機関などの重要なポスト で活躍しており、就職率の高さとキャリアサポートの充実度でも知られています。
リーズ大学は、特にビジネス・経済、国際関係、法律、工学、自然科学など多岐にわたる分野で評価が高く、さまざまな学問を学ぶことができます。主な専攻は以下の通りです。
- ビジネス・経済系:ビジネス経済学、国際ビジネス学、国際ビジネス&財政学、国際ビジネス&マーケティング学、経済学、国際発展学
- 社会科学系:国際関係学、法律、政治学、社会学、犯罪学&犯罪心理学
- 教育系:幼児教育
- 理工学・自然科学系:数学、コンピュータサイエンス、航空工学、自動車工学、物理、生化学、生物、環境科学、動物学、栄養学
リーズ大学は、質の高い教育と国際的な環境を求める方にとって、魅力的な選択肢となるはずです。
ニューカッスル大学(世界ランキング157位・イギリスランキング19位)
ニューカッスル大学 は、イギリスのトップ大学のひとつです。ラッセルグループ の創立メンバーであり、世界的に評価の高い教育と研究を誇る大学です。
また、175年以上にわたる 「アカデミック・エクセレンス」(優れた専門性)を持ち、国際的に高く評価される教育と世界トップレベルの教授陣を誇ります。
イギリス国内でも特に人気のある学園都市「ニューカッスル」の中心にキャンパスが位置しており、日本語教育にも力を入れており、日本の大学との交換留学制度も充実しているのが特徴です。
ニューカッスル大学では、ビジネス、工学、科学、人文社会科学など以下のような幅広い分野 の専攻が用意されています。
- ビジネス・経済系:ビジネス学、マーケティング学、会計学、経済学
- 社会科学系:法律、政治学、哲学、社会学、心理学、ジャーナリズム、コミュニケーション学
- 工学・テクノロジー系:コンピュータサイエンス、電子工学、機械工学、建築学
- 理学・医療系:メディカルサイエンス、栄養学、スポーツ運動学、アニマルサイエンス、生化学、生物、化学、環境科学、海洋生物学、物理、動物学、考古学、地理学世界トップレベルの研究環境と充実した学習環境を求める学生にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
世界トップレベルの研究環境と充実した学習環境を求める方にとって、魅力的な選択肢となります。
高校3年生でイギリスの大学から条件付合格がもらえる?!
高校3年生になると、進路を決定する時期を迎えます。
日本の大学入試は11月頃から本格的に始まりますが、イギリスの大学はそれよりも前から出願が可能であり、これを知っておくと計画的に進路選択の準備を進めることができます。
英語試験のスコアがなくても出願は可能
海外の大学進学を検討する際、「英語力に不安がある」「IELTS™のスコアが必要なのではないか」 という懸念を抱かれる方が多くいらっしゃいます。
しかし、イギリスの大学は、早期出願であればIELTS™のスコアなしで出願が可能です。
早期出願時には、まずは以下の書類を提出します。
- 高校2年次までの英文成績証明書
- 卒業見込証明書
- パスポートのコピー
これらの書類をもとに審査が行われ、問題がなくこのまま学業を順調に進めていけると判断をされれば条件付き合格(Conditional Offer)が発行されます。
IELTS™のスコア提出は、条件付き合格後で問題ないためそのまま英語力向上に時間を割くことができます。
スコアが不足している場合も、合格後に計画的に対策を進め、再受験することが可能です。
日本の大学との併願も可能
イギリスの大学から条件付き合格を取得した上で、日本の大学にも出願や受験をすることができます。指定校推薦等をする場合でも同様に動くことができます。そのため、両方の合否結果を踏まえた上で進学先を選択できる という利点があります。
また、日本での大学の出願料は平均約1万円~3万円といわれていますが、イギリスの大学の出願料は基本無料です。この点を考慮すると、イギリスの大学出願は金銭的な負担を抑えながら、進学の選択肢を広げる有効な手段となります。
イギリスの大学も1校のみではなく、複数校(2〜3校)への併願を推奨 いたします。
詳細情報について
海外大学進学に関する詳細情報は、以下の記事をご参照ください。
- イギリスの大学進学について → 【海外大学進学】歴史と伝統のあるイギリス大学留学(弊社ポータルサイト)
- アメリカの大学進学について → 【完全版】~海外大学も選択肢に~アメリカの大学留学とは 年に数回ある入学のチャンス!(弊社ポータルサイト)
- IELTS™対策について → 海外大学進学に必要な英語試験IELTS対策のご案内
アフィニティの海外大学進学・留学
① 日本の大学と海外の大学を併願受験できる
日本の大学だけでなく、海外の大学と併願受験が可能 です。
「日本の大学と海外の大学、どちらに進学するか迷っている」
「海外大学に興味はあるが、本当に合格できるか不安」
このように感じている方でも、まずは併願出願を行い、合否結果を確認したうえで最終的な進学先を決定することが可能 です。
② 返済不要の奨学金制度(学費一部免除)
アメリカやイギリスの大学では、返済不要の奨学金制度があり、学費の一部が免除される ケースがあります。
奨学金の内容は大学によって異なりますが、$500~$10,000相当の奨学金を獲得できるチャンスがあり、想定よりも学費負担を軽減できる場合があります。
また、国ごとに異なる教育制度を理解することで、新たな進学の選択肢を検討する機会にもなります。
③ グローバルキャリアサポート
海外大学卒業後のキャリア形成に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
アフィニティでは、海外大学進学から卒業後の就職活動まで、一貫したサポートを提供 しています。経験豊富な専門アドバイザーが、海外大学進学前に知っておくべきポイントを含めたセミナーを実施し、卒業後のキャリアにつながる支援を行っています。
就職を視野に入れた計画的な留学を進めることで、卒業後の不安を軽減できるようサポートします。
④ 合格実績
アフィニティでは、2024年度も多くの生徒が海外大学へ合格し、夢への第一歩を踏み出しました。イギリスだけでなく、ドイツ、アメリカ、オーストラリアなどもグローバル併願の選択肢です。
また、難関大学への合格を果たした生徒も多く、海外進学の選択肢がますます広がっています。
迷ったらご相談を
アフィニティでは、海外大学進学に関する個別相談を随時受け付けています。
アメリカの大学もイギリスの大学と同様に、条件付き合格(Conditional Offer) を取得することが可能です。
日本の大学だけでなく、イギリスやアメリカなど海外大学も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
ご自身に最適な大学の見つけ方や、英語圏の大学に関する情報については、海外大学進学の専門カウンセラーがご案内いたしますので、お気軽にご相談ください。