アスレティックトレーナーを目指す留学

「スポーツが好き」「スポーツに関わる仕事がしたい」「スポーツ業界でキャリアを築きたい」「競技者の支えになりたい」と考えている方にとって、アスレティックトレーナー(AT)留学は理想的な選択肢になるかもしれません。
アスレティックトレーナーは、ケガの予防やリハビリテーション、競技パフォーマンスの向上を専門とする重要な役割を担っており、特にアメリカでは国家資格を必要とする準医療従事者として高い専門性が求められています。この資格は取得のハードルが高いものの、その分、取得後のキャリアの幅広さと社会的な評価の高さが大きな魅力です。

アスレティックトレーナーの需要は年々高まっており、プロスポーツチームや大学の運動部、リハビリセンター、フィットネス業界など、多岐にわたる分野で活躍が期待されています。
また、留学を通してアメリカで学ぶことで、最先端の設備や技術、豊富な臨床経験を得られるだけでなく、国際的な人脈を築くことも可能です。

この記事では、アスレティックトレーナー留学の概要、留学先でのプログラム内容、資格取得のプロセス、そしてキャリアの可能性について詳しく解説します。
夢を実現するための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

アスレティックトレーナーとは?

アスレティックトレーナーは、スポーツに関わる医療・健康分野のスペシャリストです。日本では国家資格や法的な規制はないものの、アメリカでは国家資格を必要とする準医療従事者として位置づけられ、高度な専門性が求められる職業です。

アスレティックトレーナーの役目

アスレティックトレーナーの役割は多岐にわたり、競技者のケガの予防、診断、治療、リハビリテーションを専門的に担当するだけでなく、競技パフォーマンスの向上をサポートする重要な存在です。試合や練習の前後でのケアや、万が一の負傷時には迅速な対応を行うなど、競技者の健康を総合的に支える役割を果たします。また、医師や看護師、作業療法士、理学療法士といった医療従事者と連携し、適切な治療やリハビリ計画を立てることも多く、チーム医療の一員としての働きが求められる職業です。

そのため、医学や運動科学、栄養学、さらには心理学に至るまで幅広い専門知識が必要となります。また、競技者や医療スタッフ、時には監督やコーチとも連携する場面が多いため、高いコミュニケーション能力が不可欠です。さらに、予期せぬ事態に柔軟に対応する行動力や、競技現場で長時間活動できる体力も重要です。

アスレティックトレーナーは、単にケガを治すだけでなく、競技者が安心してベストなパフォーマンスを発揮できるよう支える縁の下の力持ちです。その多岐にわたる役割は責任も大きい一方で、大きなやりがいを感じられる職業でもあります。

アスレティックトレーナーのフィールド

アスレティックトレーナーが活躍する場といえば、多くの人がまず思い浮かべるのは中学や高校のクラブ活動、大学の運動部、プロスポーツチームなどのスポーツ現場だと思います。
確かに、競技者を支える専門家としてスポーツの現場に密接に関わることがアスレティックトレーナーの特徴の一つです。しかし、アスレティックトレーナーの活躍の場はスポーツ業界にとどまりません。近年では、その専門性が評価され、企業や医療機関、さらには舞台芸術の分野にまで広がっています。

NATA(全米アスレティック・トレーナー協会)のオフィシャルウェブサイトによると、アスレティックトレーナーが活躍する主な分野は以下の通りです:

  • 中学校、高等学校、コミュニティカレッジ、4年制大学、プロスポーツチーム、オリンピック競技団体
  • ユースリーグ、地方自治体や民間スポーツ施設
  • 診療所(看護師、医師助手、理学療法士など他の医療従事者と連携)
  • 都市部や地方の病院、救急外来、緊急ケア・外来センター
  • スポーツ医学、心臓リハビリテーション、メディカルフィットネス、ウェルネス、理学療法を専門とするクリニック
  • 製造業、物流、オフィスなどの商業施設内の労働衛生部門(人と機械の最適化の支援など)
  • 警察署、消防署、訓練学校、地方自治体の機関、軍隊
  • 舞台芸術(プロおよび大学レベルのダンスや音楽)

このように、アスレティックトレーナーの専門知識は、競技者だけでなく一般の人々の健康と安全を守る場でも活用されています。例えば、企業では労働者のケガの予防や作業環境の改善、病院では患者のリハビリや体力向上のサポートを行うなど、その貢献範囲は多岐にわたります。また、舞台芸術の分野では、ダンサーやミュージシャンの身体的負担を軽減し、パフォーマンスを最適化する重要な役割を担っています。

さらに、全米のアスレティックトレーナーが活躍する分野の統計データを見ると、大学関係が26%、高校関係が24%、クリニックや病院が16%、学生トレーナーが12%、プロスポーツが3%、その他が6%となっています。このデータから、スポーツ現場だけでなく、医療機関や教育機関、一般企業など幅広い分野でアスレティックトレーナーが活躍していることがわかります。特に近年、病院やクリニックでの需要が増えており、スポーツ医学の重要性が認識されつつある現状がうかがえます。

アスレティックトレーナーは、スポーツから医療、職場環境、さらには舞台芸術に至るまで、人々の健康とパフォーマンスを支えるプロフェッショナルとして、多くの可能性を秘めた職業です。その広がり続ける活躍フィールドは、今後さらに多くの分野で注目されていくことでしょう。

https://www.nata.org/about/athletic-training/job-settings

NATAとは?基本情報

NATA(The National Athletic Trainers’ Association:全米アスレティック・トレーナー協会)は、認定アスレティックトレーナーおよびアスレティックトレーニングの分野を支援する方々のためのプロフェッショナル会員組織です。1950年に設立され、現在では世界中に広がる大規模な会員コミュニティを形成しています。

多くの認定アスレティックトレーナーがNATAに所属し、その活動を通じて職業の発展に貢献しています。NATAの認定は、業界内で信頼や実績を証明する重要な資格として認識されており、トレーナーとしてのキャリア形成や専門性の証として大きな価値を持っています。また、NATAは会員に対して多岐にわたる支援を提供しており、最新の情報提供やネットワーキングの場、専門能力向上のためのリソースなど、アスレティックトレーナーがその能力を最大限発揮できる環境を整えています。

NATA認定アスレティックトレーナーになる条件

NATA認定アスレティックトレーナーになるためには、

  1. CAATE(アスレティックトレーニング教育認定委員会:The Commission on Accreditation of Athletic Training Education)が認定したプログラムで修士号を取得
  2. BOC(認定委員会:The Board of Certification)が実施する資格試験に合格する

必要があります。
特にこの資格試験の合格は、アスレティックトレーナーとしての認定を得るだけでなく、多くの州でライセンスを取得するための必須条件の一つとなっています。

BOCの資格試験はエントリーレベルのアスレティックトレーナー資格を発行するための試験で、アスレティックトレーニング分野における基準を満たしていることを証明するものです。
この試験に合格した学生には、BOCアスレティックトレーナー資格(ATC®)が与えられます。
この資格を取得することで、NATA(全米アスレティック・トレーナー協会)公認のアスレティックトレーナーとして活躍することが可能となり、アメリカはもちろん、日本を含む世界各国でその専門性が認められます。

BOC認定試験は、以下の5つの主要なカテゴリーに基づいて出題されます。これらは、アスレティックトレーナーとして求められる専門知識と実践スキルを包括的に評価するものです。

  1. 傷害・疾病の予防と健康維持
    • 競技者や患者のケガや疾病を防ぎ、健康を促進するための計画や介入方法について。
  2. 臨床評価と診断方法
    • ケガや疾病の評価、診断、適切な治療計画の立案に必要なスキル。
  3. 応急処置と救急処置
    • 緊急時に迅速かつ適切な対応を行うための知識と技術。
  4. 治療的な介入の手順
    • ケガや疾病からの回復を促進するためのリハビリテーションや治療手法。
  5. 医療管理と職務上の責任
    • 医療現場での管理能力、倫理的行動、職業責任に関する知識。

BOC認定試験は、アスレティックトレーナーとしてのキャリアをスタートするための重要なステップであり、トレーナーとしての実務に必要な基礎的スキルと知識を証明するものです。

一度NATA認定を取得すると、それを維持するために継続教育の要件を満たし続ける必要があります。この要件には、最新の知識や技術の習得、業界の基準や規制に関するアップデートが含まれており、トレーナーとしての専門性を高め続けることが求められます。また、アスレティックトレーナーは医師と連携し、州ごとの実務規定に従いながら業務を行うことが義務付けられています。

NATA認定トレーナーを目指す留学

NATA認定アスレティックトレーナーを目指すための留学方法はいくつかあり、状況や予算などをもとに長期的な計画をしっかりと考えて進路選択をしていく必要があります。

高校卒業後に留学をする選択

高校卒業後に留学を開始する方法では、4年制大学に直接進む方法ももちろん可能ですが、まず2年制大学(コミュニティカレッジ)に進学し、その後4年制大学の3年次に編入、最終的に大学院で修士号を取得する流れがおすすめです。

2年制大学からのスタートが持つ主なメリットとしては以下があげられます。

  1. 留学費用を抑えられる
    • 2年制大学の学費は4年制大学に比べて大幅に安く、場合によっては半分程度の費用で済むことがあります。これにより、大学院までの長期的な学費負担を軽減できます。
  2. 入学基準のハードルが低め
    • 4年制大学への直接入学に必要なTOEFL iBTスコア(61 - 90)に比べ、2年制大学ではTOEFL iBTスコア(45 - 61)程度と、比較的低い基準で入学の条件を満たすことができます。英語力に自信がない場合でも、スムーズに進学を進められます。
  3. 奨学金取得の可能性
    • 一部のコミュニティカレッジでは、返済不要の奨学金を提供している場合があります。これにより、さらに費用負担を軽減できます。
  4. 現地でのリアルな情報収集と実地経験
    • コミュニティカレッジでは、現地の指導者や関係者とのネットワークを築くことができ、学生トレーナーとして実地研修やインターンシップを通じて貴重な経験を積むことが可能です。そこでの頑張りやひたむきな姿勢を評価されてヘッドトレーナーが4年制大学のプログラムに推薦してくださることもよくある光景です。

アスレティックトレーナー資格を取得するためには大学院修了が必須であるため、通常の学部留学に比べて費用と期間がかかります。そのため、最初の2年間を2年制大学で過ごし、学費を節約しながら基礎的な学習や英語力の向上を図ることは非常に効率的な選択肢と言えます。

直接4年制大学に入学する場合は、キャンパスの大きさや施設の充実度、部活動の規模はとても魅力的です。しかしながらより高い高校の成績や英語力が入学の際には求められます(TOEFL iBT 61~90)。
その一方で、2年制大学では基準が低めに設定されているため、準備期間としての役割も果たします。また、2年制大学で得られる柔軟性やサポート体制も、留学生にとって大きな魅力の一つです。

以上の理由から、アスレティックトレーナーを目指す留学生には、まず2年制大学に進学する方法を選ぶ方が多く見られます。自分の英語力や予算、キャリアプランに合わせて最適なルートを選ぶことがとても重要です。

大学や専門学校卒業後に留学をする選択

日本の大学や専門学校を卒業した後に、アメリカの大学院でアスレティックトレーナープログラムに直接進学することは、難しいケースが多いのが現状です。

その理由としては以下があげられます。

  • 単位の互換性の問題
    • 日本の大学や専門学校で履修した授業の単位が、アメリカの大学院で必要とされる単位として全て認められないことが多々あります。特に、アスレティックトレーナープログラムで求められる専門的な科目や実地経験の要件が不足している場合もあるため注意が必要です。
  • 英語力の不足
    • アメリカの大学院ではより高い英語力が求められますが、その基準を満たせないと、出願の条件をクリアすることができません。
  • 必要な実地活動時間の不足
    • アスレティックトレーナープログラムに入学するためには、多くの場合一定の実地活動時間を満たし証明する必要がありますが、これまでの活動次第では時間が足りてないといったケースもありますので要件の確認が大切です。

そのため、代替ルートとして日本の大学や専門学校を卒業した後、まずアメリカの2年制大学(コミュニティカレッジ)に進学するという選択を取る学生も多く見られます。
この方法には次のようなメリットがあります。

  • 必要な単位の履修
    • アスレティックトレーナープログラムに出願するために不足している単位を補うことができます。
  • 英語力の強化
    • 2年制大学での学びを通じて、アカデミックな英語力を向上させ次へのステップの準備をすることができます。
  • 実地活動時間の確保
    • 実地研修やインターンシップを通じて、プログラムの要件を満たす経験を積むことができます。また、現場のヘッドトレーナや先輩方からの生の情報を得られるのも進路選択ではとても優位にはたらきます。

進学先を決める際の重要な確認ポイントは

  • 単位互換性の確認をすること
    • これまでに履修した単位がアメリカの大学院でどの程度認められるかを確認することが重要です。大学やプログラムごとに要件が異なるため、詳細な調査が必要です。
  • 出願条件の把握すること
    • アスレティックトレーニングプログラムが求める条件(必要な授業内容、実地活動時間、英語力など)を正確に理解し、それに基づいて進学計画を立てる必要があります。

になります。

このように、日本での学歴や経験を活かしつつ、効率的にアメリカでのキャリアを築くためには、長期的な計画と適切なルート選択が必要になってきます。

キャリアを築くために大切なこと

アスレティックトレーナーとして働けるフィールドはますます広がっており、その需要は高まっています。前述のとおり、スポーツ業界だけでなく医療や企業、教育機関など、さまざまな分野で必要とされる職業です。しかし、NATA認定のアスレティックトレーナー資格を取得したからといって、必ずしも自分が希望するフィールドや種目に携われる保証はありません。現地のトレーナーたちと競争し、その中で自分の実力を証明する必要があります。

そのためには、学生トレーナーとして学内のプログラムでしっかりと実務経験を積むことが基本となります。それだけではなく、校外でのインターンシップやボランティア活動にも積極的に参加し、幅広い経験を得ることが重要です。これにより、自分のスキルや適応力を高め、他との差別化を図ることができます。

さらに、こうした活動を通じて業界内で信頼関係を築くことも大切です。一緒に切磋琢磨できる仲間を見つけたり、自分を指導し、手を差し伸べてくれるメンターを得たりすることが、キャリア形成において大きな助けとなります。これらのネットワークは、アスレティックトレーナーとしてのキャリアを築く上で強力な支えとなるでしょう。

NATA認定のアスレティックトレーナー資格を取得する道のりは、決して短いものではありません。学業だけでなく、費用面や進学ルートの選択も慎重に考え、長期的なプランを立てることが求められます。この過程で重要なのは、自分がアスレティックトレーナーになりたいという信念を持ち続けることです。

アスレティックトレーナーという職業への情熱と目標を見失わず、一歩ずつ努力を積み重ねることが、成功への鍵となります。その熱意は、周囲の人々を巻き込み、より多くのチャンスを引き寄せる力となります。自分のビジョンを明確に持ち、その実現に向けて努力を続ける姿勢が、キャリアの成功に繋がります。

CAATE認定プログラムをもつ大学

現在、CAATE(The Commission on Accreditation of Athletic Training Education)が認定している修士プログラムを提供している大学は、アメリカ国内に約250校存在します。これらの大学は、NATA認定アスレティックトレーナーを目指すための教育と訓練を提供する信頼性の高い選択肢となります。

これらの大学を目的地として検討する際には、自分の希望する学習環境や専門分野に合ったプログラムを選ぶことが大切です。全ての認定校を確認する場合は、以下のリンクからCAATE公式ウェブサイトをご覧ください:https://caate.net/Search-for-Accredited-Programs

留学計画を立てる際は、各大学のプログラム内容や進学条件をしっかりと調べ、目的に合った選択を心がけましょう。

リストアップされている大学の一部をご紹介します:

  • The University of Alabama
    アラバマ大学(アラバマ州)
  • Troy University
    トロイ大学(アラバマ州)
  • Grand Canyon University
    グランドキャニオン大学(アリゾナ州)
  • Northern Arizona University
    ノーザン・アリゾナ大学(アリゾナ州)
  • University of Arkansas
    アーカンソー大学(アーカンソー州)
  • California State University - Fresno
    カリフォルニア州立大学フレズノ校(カリフォルニア州)
  • California State University - Long Beach
    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校(カリフォルニア州)
  • California State University - Fullerton
    カリフォルニア州立大学フラトン校(カリフォルニア州)
  • California State University - Northridge
    カリフォルニア州立大学ノースリッジ校(カリフォルニア州)
  • Point Loma Nazarene University
    ポイントローマ・ナザレン大学(カリフォルニア州)
  • San Diego State University
    サンディエゴ州立大学(カリフォルニア州)
  • The University of Tampa
    タンパ大学(フロリダ州)
  • University of Central Florida
    セントラル・フロリダ大学(フロリダ州)
  • University of Miami
    マイアミ大学(フロリダ州)
  • University of North Florida
    ノース・フロリダ大学(フロリダ州)
  • University of South Florida
    サウス・フロリダ大学(フロリダ州)
  • University of Hawaii at Manoa
    ハワイ大学マノア校(ハワイ州)
  • Idaho State University
    アイダホ州立大学(アイダホ州)
  • University of Idaho
    アイダホ大学(アイダホ州)
  • Kansas State University
    カンザス州立大学(カンザス州)
  • University of Kentucky
    ケンタッキー大学(ケンタッキー州)
  • University of Southern Mississippi
    サザンミシシッピ大学(ミシシッピ州)
  • Saint Louis University
    セントルイス大学(ミズーリ州)
  • Central Methodist University
    セントラルメソディスト大学(ミズーリ州)
  • SUNY - Brockport
    ニューヨーク州立大学ブロックポート校(ニューヨーク州)
  • SUNY - Cortland
    ニューヨーク州立大学コートランド校(ニューヨーク州)
  • Oklahoma State University
    オクラホマ州立大学(オクラホマ州)
  • Oregon State University
    オレゴン州立大学(オレゴン大学)
  • Baylor University
    ベイラー大学(テキサス州)
  • Texas A&M University
    テキサスA&M大学(テキサス州)
  • Texas State University
    テキサス州立大学(テキサス州)

おすすめの2年制大学

アスレティックトレーナーを目指す留学生にとって、2年制大学(コミュニティカレッジ)を経由する進学ルートは、学費を抑えながら確実にステップアップできる有効な選択肢です。特に以下の大学は、プログラムの充実度が高く、スポーツチームの数や種類も豊富なため、実践的な経験を積むのに最適な環境が整っています。

  • Merced College
    マーセッドカレッジ(カリフォルニア州)
  • College of the Desert
    カレッジ・オブ・ザ・デザート(カリフォルニア州)
  • Santa Rosa Junior College
    サンタローザジュニアカレッジ(カリフォルニア州)

これらのおすすめ大学では、学期ごとに異なるスポーツチームに携わる機会があり、学生トレーナーとしての活動や帯同、実地研修を常に受けられる環境が整っています。また、大学編入のサポートも充実しており、4年制大学のアスレティックトレーナープログラムへスムーズに進学するための準備をしながら、現場での経験を積むことができます。

留学費用のシミュレーション

アスレティックトレーナーを目指す留学では、2年制大学(コミュニティカレッジ)から4年制大学、さらに大学院へ進学するステップを踏むことが一般的です。2年制大学を経由した場合の留学費用の例をおおよそでまとめます。

※ $1 USD = 150円を想定

2年制大学(コミュニティカレッジ)

  • 年間学費:約 $6,000 ~ $12,000(約90万~180万円)
  • 生活費:年間約 $10,000 ~ $15,000(約150万~225万円)

2年間の合計費用:$32,000 ~ $54,000(約480万~810万円)

4年制大学(編入後の3年次・4年次)

  • 年間学費:約 $15,000 ~ $30,000(約225万~450万円)
  • 生活費:年間約 $10,000 ~ $20,000(約150万~300万円)

2年間の合計費用:$50,000 ~ $100,000(約750万~1,500万円)

大学院(修士課程、2年間)

  • 年間学費:約 $15,000 ~ $40,000(約225万~600万円)
  • 生活費:年間約 $10,000 ~ $20,000(約150万~300万円)

2年間の合計費用:$60,000 ~ $120,000(約900万~1,800万円)

総合計(おおよそ)

最低限の費用:$142,000(約2,130万円)
最大の費用:$274,000(約4,110万円)

費用を抑えるポイント

奨学金の活用:
2年制大学や4年制大学では、学内に留学生向けの奨学金がある場合があります。事前に調べて活用しましょう。

生活費の工夫:
シェアハウスの利用や、自炊をすること、都市部ではなく地方の大学を選ぶことで生活費を抑えることができます。大学によっては学生へ定期的に食料の提供なども行うシステムを持ち学生をサポートしていることもあります。

アルバイト:
学生ビザでもキャンパス内のアルバイトが認められています。ただし、アスレティックトレーナー活動をしながらのアルバイトはスケジュール上難しいかもしれません。そのせいで学業の成績が下がったり、進級が遅れるといったことがあると本末転倒になりますので注意しましょう。

進学ルートによって費用が変動するため、自分の目的や予算に合った留学プランを立てることが大切です。

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